退職したいと思っても、退職を切り出すのは勇気がいると感じる人は多いです。
やめたいと伝えるのは気まずかったり、退職後のことを考えると、不安でなかなか切り出せなかったりしますよね。
本記事では、退職を切り出す5つの方法や退職の伝え方を解説します。
退職を切り出す際の注意点も参考にしてください。
「今すぐ退職したい…」会社に行くのが精神的にきついと感じる人は、退職代行サービスに無料で相談してみてくださいね。
- 退職を切り出す5つの方法
- 退職の伝え方
- 退職の際の注意点
- 退職を切り出せずにいる人
- 退職を考えている人
- 退職の伝え方が知りたい人
目次
退職を切り出せない8つの理由
退職が切り出せないと悩んでいる人の、よくある8つの理由を紹介します。
理由を知ることで前もって対策を打てるので、いまよりずっと話しが切り出しやすくなるでしょう。
退職を切り出すのが怖いから
退職を切り出せない1つ目の理由は、上司に話しを切り出すのが怖いからという理由です。
会社に限らず、辞めると伝えるのが怖いと感じる人は少なくありません。相手の反応や対応を考えると、話しを切り出すのは物怖じしてしまいますよね。
そう感じているのは私だけじゃないと分かると、少し気持ちが楽になりませんか?
相談できる上司や同僚がいる人は、「退職したいかもしれない」という心の内を話してみてください。
新卒だから言いにくい
入社してすぐ、新卒だからという理由で退職を切り出せない人も多いです。
会社に入ってすぐに退職したいと伝えるのは、なかなか勇気がいりますよね。「引き留めに合いそう…」と考えると、少し億劫に感じます。
とはいえ、「新卒で入社できたのにもったいない」と、上司の方が思うのも納得です。それでも、退職したい硬い意志があるのであれば、しっかり自分の気持ちを伝える場はいつか必要となってくるでしょう。
泣くかもしれないから言い出せない
泣いてしまうかもしれないと思うと、言い出しにくいと感じる人もいます。
言いたいことが言えず泣いてしまう人、気が弱くて退職したいけど我慢し続けている人もいるでしょう。
自分の気持ちとよく向き合い、今より良い環境で頑張りたい気持ちがあるなら、一歩踏み出すのも勇気です。
言うタイミングがないから
言うタイミングがないからと悩んでいる人も少なくありません。
会社の人間関係に不満がなく、うまくいっている人ほど、退職を切り出すのは心が痛みます。
タイミングを気にして退職を引き延ばしていると、自分の実力を試せるタイミングまで逃してしまうかもしれません。
切り出すのが気まずいから
「退職の話を切り出すのが気まずいから」という理由で話しを切り出せず、もやもやを抱えている人も多いでしょう。
やめる話を切り出すのは、少し気まずいですよね。
改まった話が苦手な人は、先にメールで退職について上司に相談してみると良いでしょう。
上司と2人きりになれないから
上司にきちんと退職の話をしたいのに、2人きりになれるタイミングがなくて話しを切り出せないという人もいます。
話しをしたいと思っているときに限って仕事が忙しくなったりと、思うようにいかないと感じることもあるでしょう。
退職したい意思が固まっている人は、仕事が落ち着くタイミングまで少し待って話しをしてみると良いですね。
精神的な理由などですぐにやめたいと感じている場合、メールでもいいので、一言上司に相談しましょう。
退職後の生活が不安だから
退職した後のビジョンが見えていないと、不安に感じて退職を切り出せなくなります。
「仕事をやめたところで特にやることがない」「やりたい仕事が分からない」など、漠然とした不安を抱えていると、退職に踏み切るには勇気がいりますね。
次の仕事が決まっていない人は、転職エージェントを利用してみましょう。
「転職するか迷っている」という理由で相談する人も多いですよ。
金銭的に余裕がないから
退職を切り出せない理由の最後は、金銭的に余裕がないからです。
「お金に余裕があればすぐにやめれるのに…」と、生活のために働き続けている人も多いでしょう。
実際に次の転職先が決まってなければ、給料が途切れてしまうので、貯金がなければ生活は厳しくなります。
環境を変えたいのであれば、まずは転職活動を始めてみましょう。
退職を切り出す5つの方法
退職を切り出す5つの方法とポイントを解説します。
「退職を切り出せずに困っている」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
退職を伝えるのでなく「報告」と捉える
退職を上司に伝える際は、「伝える」のではなく、あくまで「報告」だと考えると切り出しやすくなります。
「上司に早く伝えないと…」と考えてしまうと、思い悩んでなかなか言い出せないと感じる人も多いです。
会社をやめたい意思が固まっているのであれば、退職の報告をして、転職活動ややりたいことに向かって進みましょう。
自分の気持ちを1番に考える
相手の気持ちや会社の都合は考えず、まずは自分の気持ちを一番に考えましょう。
「一緒に働いている上司や先輩、同僚に迷惑がかかるから」と、退職を思いきれないという人も少なくありません。今の職場で続けてもいいという気持ちがあるのなら、割り切って続けてもいいでしょう。
しかし、すでに自分の気持ちが今の職場から離れてしまっているなら、自分自身のために退職するのも勇気です。
「忙しいから」「迷惑がかかるから」と他人のせいにせず、自分の気持ちを一番に考えて退職を切り出しましょう。
勇気をだして、まずは一言上司に伝える
まずは一言、勇気をだして上司に退職について相談してみましょう。
「ちゃんと伝えないと」と考えるのではなく、まず一言だけ「退職について相談したい」と切り出しましょう。
重要なのは、とにかく一言伝えることです。
タイミングを見計らったり長い文章を考えていると、どんどん時間が過ぎていき、言い出しにくくなっていきます。自分自身が前に進むきっかけ作りのためにも思い切りが大切です。
金曜日が切り出すのにいいタイミング
土日休みの人は、次の人が休みの金曜日が退職を切り出すいいタイミングです。
仕事が忙しいと言い出せないと感じる人も、休日の前日の金曜日なら言いやすいでしょう。
「どこかで区切りをつけたい」「この日に言う」など、タイミングを決めたい人は金曜日をおすすめします。
退職後のプランを明確にする
退職後の計画をしっかり立てておくと、退職を切り出しやすくなります。
仕事をやめた後のプランが決まっていないと、退職を不安に感じて退職を切り出しにくく感じます。
「転職先が決まっている」「やりたい仕事のために勉強する」など、次の仕事を決めたり目標を掲げてみると良いでしょう。
【退職が切り出せない人は要チェック】退職の切り出し方と伝え方
ここでは退職が切り出せないと悩んでいる方向けに、退職の伝え方を紹介します。
「どうやって伝えればいいか迷ってる」「人間関係が悪くなるのは気まずい」と慎重に伝えたい人は参考にしてください。
直接上司に伝える場合
直接上司に伝える場合、繁忙期の忙しい時期や時間帯は避けましょう。
また、まわりに人がいないことを確認してから伝えると良いですね。
【直接上司への切り出し方・伝え方の例文】
お忙しいところ恐れ入ります。
お話ししたいことがありますので、お時間をいただくことは可能でしょうか。
〇月〇日など、こちらで日付を指定すると、大事な話しだと認識しやすくなります。
また、「今は忙しい」と流される場合もあるので、その場合はメールでも伝えておきましょう。
電話で伝える場合
電話で退職の話しを切り出す場合は、できるだけ勤務時間内は避けましょう。
相手に迷惑にならない時間帯を選ぶと良いですね。
【電話の切り出し方・伝え方の例文】
お疲れ様です。
今お時間よろしいでしょうか?
お話ししたいことがあるので、〇月〇日など、ご都合の良い時間帯はありますでしょうか?
会えない上司にメールで伝える場合
最近ではLINEで上司とやりとりしているという人も多いので、会社の風潮に合わせて連絡ツールを選びましょう。
また、退職理由は会ってお話しするときに説明できるので、メールではあまり長くならないよう心がけます。
【メールの切り出し方・伝え方の例文】
(上司の名前)部長
お疲れ様です。
お忙しいところ恐れ入ります。
少しお話ししたいことがありますので、2人でお話しするお時間をいただけますでしょうか?
私は〇月〇日、〇月〇日の何時などが空いています。(上司の名前)部長のご都合の良い日をお教え願えますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
退職を切り出す際の注意点
会社に退職を切り出す場合、注意すべき点が4つあります。
気持ちよく退職するためにも、しっかり目を通しておきましょう。
退職は遅くても2週間前に伝える
退職届は遅くても、退職希望日の2週間前には伝えます。
民法の規定により、退職できるのは退職届を出してから早くても2週間後と決まっているのです。
また、仕事の引継ぎなどを考慮すれば、2ヵ月程度は前に退職願いを出すと良いでしょう。
参照:民法e-gov
引継ぎは手を抜かない
円満退社を目指すために、引継ぎは手を抜かず、十分に時間をかけて準備しましょう。
引継ぎが適当だと後々確認の連絡がくる場合もあるため、後任が決まっているなら現場に連れていき、入念に引継ぎの確認をします。
また、同じ業界へ転職すると取引先になる可能性もあるため、自分自身の将来や評価のためにも、できる限り円満退社を目指しましょう。
就業規則を確認しておく
仕事をやめたいと考え始めたとき、まずは就業規則を確認してみましょう。就業規則に退職について記載されている場合があります。
「退職は2ヵ月前までに申し出ること」などの記載があれば、その通りに行動した方が周りとの関係性はそのままに、円満退社を目指しやすいです。
「会社に長く通うのが苦痛」と感じる人は、民法の「2週間前に伝えれば問題なく退職できる」というルールを使いましょう。
会社の就業規則より民法の決まりが優先されるので、早めにやめたい旨を上司に相談してみましょう。
参照:民法e-gov
精神的に限界な時は退職代行を使う
「精神的に限界」「今すぐ仕事をやめたい」と感じる人は、無理をせず退職代行を使ってすぐにやめましょう。
精神的に限界を感じながら仕事を続けていれば、いずれ心が壊れてしまい、体にも影響が出てきます。
うつ病の症状が疑われる場合、今の環境を抜け出すためにも退職代行に相談してください。
退職が切り出せない人の3つの選択肢
どうしても退職を切り出せないという場合、あなたには3つの選択肢があります。
「現状を変えたい」と願うなら、どれか一つだけでも実践してみてください。
退職代行サービスに申し込む
退職代行サービスを使うと、最短即日で会社をやめられます。
退職を切り出せないと悩んでいる人は、一つの選択肢として知っておくと良いでしょう。
即日退社を目指すためには有給休暇が残っているかなどの条件があります。
相談は無料なので、気になる方は話しを聞いてもらうだけでも利用してみてください。
転職先を先に決める
先に転職活動を始めて転職先を決めてしまうと、行動せざるを得なくなります。
退職を切り出したいのに言い出せないのは、不安やいいわけが先によぎってしまうからです。
転職先が決まれば退職後の不安を一つ取り除くことができるため、言い出しやすくなるでしょう。また、後戻りできない状況を作るのも効果的です。
上司を飲みに誘う
「退職を切り出したいけどなんて言えばいいのかわからない」と、もやもやを抱えている人は、思い切って上司を飲みに誘ってみましょう。
お酒の場なら込み入った話も話しやすくなります。
2人きりがどうしても誘いづらい場合、同僚も誘ってみると気持ちが軽くなりますよ。
退職が切り出せない人は退職後のプランを明確にしよう!
「退職したいけど切り出せない…」と悩んでいる人は、退職後のプランを考えてみると良いでしょう。
転職活動を始めてみたり、やりたかったことをリストに書いてみたり、退職が前向きになるよう気持ちの切り替えを試みると良いですね。
「会社や周りに迷惑がかかるかもしれない」「気まずくなってしまうかもしれない」と、一緒に働いている人の気持ちを考えると、言い出しにくいと感じる人は多いでしょう。
しかし、後に回すほど言いづらくなってしまうので、自分自身の気持ちを一番に考え、勇気をだしてまずは一言上司に声をかけてみてください。
「退職を切り出す勇気が出ない」「できればもう関わりたくない」と悩むなら、退職の相談もできる退職代行に相談してください。