Souです!フリーのWebライターとして稼ぎつつ、今まで50名以上の方にWebライティングやマーケティングを教えてきました。
講師をやっているとこんな質問をいただきます。
テストライティングに合格できません、、合格するための秘訣ってありませんか?
このような要望にお答えして、「100人見たディレクターが教えるテストライティングに合格する秘訣4つ」というテーマで解説します。
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目次
テストライティングとは?
テストライティングとは、「発注者がWebライターのスキルを把握するために行うテスト」のことです。
初心者が多いクラウドソーシングでは、Webライターのスキルや人柄を判断するために、テストライティングが実施されています。
テストライティングの内容は、テスト用に作られた課題や通常の執筆依頼など、発注者によって様々です。具体的な文字数も案件によりばらつきはありますが、基本的には本発注する記事と同等の文字数であることが多いです。
また、テストライティングで見られるスキルは、単なる文章力だけではなく、コミュニケーション能力やマニュアルの理解力なども含まれます。
つまりテストライティングでは、「記事を発注して納品するまでの一連の業務を問題なく遂行できるか」が見られています。
では、テストライティングを実施する具体的な目的は何なのでしょうか?次の章で詳しく解説します。
テストライティングを実施する4つの目的
テストライティングの目的は次の4つです。
- ミスマッチを防ぐため
- 素の文章力を見るため
- マニュアル通り執筆できるか見極めるため
- コミュニケーションを取れるか判断するため
それぞれ詳しく解説します。
ミスマッチを防ぐため
1つ目は、メディアとWebライターの相性をチェックするためです。
具体的には、「クライアントが指定する表現」や「メディアで扱っているジャンル」を書けるかどうか判断しています。
例えば、子育てブログのWebライターを募集したとします。
この場合、過去に金融系のメディアで執筆実績のあるWebライターと、Webライター未経験・子育て経験のある主婦なら、どちらが良い記事が書けそうでしょうか。もちろん、クライアントによって異なりますが、後者の方がメディアとの相性が良い気がしますよね。
つまり、どれだけ実績があっても、クライアントの求めるジャンルが書けなければ意味はありません。相性や求めることがマッチしているかどうかの方が重要となる場合があります。
これからテストライティングにチャレンジする人は、自分が書けるジャンルの案件に応募すると良いでしょう。
素の文章力を見るため
当たり前ですが、Webライターの文章力もテストライティングで判断しています。
Webライターの文章力として重要な要素として、例えば次のようなものが挙げられます。
- 論理的でわかりやすい文章になっているか
- 改行や段落分けが適切で読みやすい文章か
- 見出しと本文の整合性が取れているか
- 文末表現などが幼稚ではないか
Web記事は研究論文や専門書と異なり、その記事の内容に全く詳しくない人にも読まれます。
そのため、誰にでもわかりやすく、流し読みされても大体の内容がわかるような文章が求められるのです。
Webの特性に合った文章が書けるかどうかはWebライターの採用では非常に重要な観点です。
マニュアル通り執筆できるか見極めるため
Webライティング案件では、クライアントから記事執筆マニュアルを渡される可能性が高いです。
マニュアルには、記事作成の際に最低限守るべきルールが記載されており、その通りに執筆できるかどうかも重要なポイントになっています。
例えば「です・ます調で書くこと」「見出しには必ずキーワードを入れること」など……
ルールが守られていないと、クライアントはその記事を校正したり、修正したりしなければなりません。そのような手間を省くためにマニュアルを作っているのに、これでは意味がないですよね。
クライアントの無駄な業務を増やさないために、マニュアルにはしっかり目を通して、テストライティングではしっかり反映させましょう。
コミュニケーションを取れるか判断するため
テストライティングでは、記事を発注・納品するまでのやり取りもチェックしています。
Webライティングの案件では、クライアントとWebライターのやり取りはテキストで行われることが多いです。そのため、テキストでしっかりコミュニケーションが取れるか、レスポンスが早いか、などが見られています。
金銭的な取引が発生している以上、スムーズにコミュニケーションが取れるかどうかは重要なポイントです。
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初心者Webライターでもテストライティングに合格する秘訣
続いて、テストライティングに合格する秘訣を4つお伝えします。
「初心者だからテストライティングは受からない」と思い込まず、次の4つを意識して挑戦すれば、合格可能性もアップするでしょう。
- レスポンスは早めにする
- わからないことは素直に聞く
- 要望は的確に押さえる
- 誤字・脱字を無くす
以上のポイントを順番に解説します。
レスポンスは早めにする
クライアントから連絡が来たら、可能な限り早くレスポンスするようにしましょう。
相手も早く返事がもらえると安心しますし、「真面目に仕事に向き合ってくれそう」という信頼感にもつながります。
しかし、日中は会社で働いていたり、子どもが小さくて手が離せなかったり、すぐに内容を確認して返信できない場合もあるのではないでしょうか。
その場合は、「〇日の×時までに確認して返信します」とだけ、先に伝えるようにしましょう。
クラウドソーシングは突然音信不通になる人が多いため、こまめに返信できるだけでも印象は良くなりますよ!
わからないことは素直に聞く
テストライティングの依頼を受けて、わからないことがあれば素直に聞いた方が良いです。
不明点が多いまま進められると、クライアントが求める意図と食い違ったものを納品してしまい、修正に時間がかかってしまう可能性があるからです。
とはいえ、テストライティングだと、「こんな簡単なことを聞いたら不採用になるかも……」と感じてしまい質問するのを躊躇してしまうかもしれません。
しかし、クライアントの目線で考えると、わからないことを質問せず、なんとなくで仕事を進めてしまう人には仕事を依頼しにくいですよね。
初めて一緒に仕事をするクライアントなら、わからないことも多いはず。遠慮せず素直に聞きましょう!
要望は的確に押さえる
- 「記事のターゲットは〇〇」
- 「文字数は××以上」
- 「この記事の目的は読者に▲▲してもらうこと」
など、全ての記事には、クライアントから「こう書いてほしい」といった要望があります。
それらを的確に押さえ、記事に落とし込まなければいけません。
例えば、プログラミングの勉強に関する記事を執筆する場合、クライアントから「最終的にプログラミングスクールへの申し込みを促したい」と要望があったとします。
それにもかかわらず、「プログラミングは独学でもできます」と結論づける流れにするのは、クライアントの意図を完全に無視していますよね。
実際は、こんなにはっきりと要望を示してくれることはほとんどありませんが、クライアントが何を求めているのかを的確に読み取り、記事にしっかり反映させましょう。
誤字・脱字を無くす
基本的なことですが、納品前に何度も確認し、誤字・脱字は0にしましょう。
完成した記事を一晩寝かせ、翌日に冷静な状態で読み直すと、文章の誤りを見つけられることがあります。またMicrosoft Wordの校正機能や、有料の文章校正ツールなどを利用するのもおすすめです。
とにかく、クライアントに修正や確認の手間をかけさせないように、自分でできることは全てやってから納品しましょう。それだけでも、テストライティングに合格する確率はグッと上がります。
受けてはいけないテストライティングの特徴
ここでは、絶対に避けるべきテストライティングの特徴をお伝えします。
クラウドソーシングには、残念ながら悪質なクライアントも存在しますので、事前にそれらの特徴を押さえておけば、巻き込まれるリスクも減るはずです。
以下の4つの特徴には、要注意です。
- 公式LINE(ライン)に登録を促してくる
- 報酬が0円または安すぎる
- 複数のテストライティングがある
- 悪い評判が多すぎる
順番に解説します。
公式LINE(ライン)に登録を促してくる
テストライティングで公式LINEに誘導されたら、即辞退しましょう。
なぜなら、LINEで情報商材を売られたり、セミナーを案内されたりする可能性があるからです。初心者の方だと、こういった事例に巻き込まれて、多額のお金を損する場合があります。
例えば、「未経験でも文字単価2円!」などと魅力的な案件でWebライターを集め、自分の商材を売る、という流れです。
このように案件を発注する気もなく、自分の商品を売るためにクラウドソーシングに登録しているクライアントも、残念ながら存在します。
クラウドソーシングに慣れていないと、このような案件に引っかかる可能性があるので注意してください。
少しでも怪しいと感じたら、すぐに仕事を辞退しましょう。
報酬が0円または安すぎる
テストライティングに報酬がない、または安すぎる案件は避けるべきです。
というのも、無償または超安価で記事を書いてもらい、持ち逃げするクライアントがいるからです。
そもそも無償でのテストライティングはクラウドソーシングで禁止されています。例えば、以下の文章はクラウドワークス、ランサーズから引用したものです。
すでに作成済みのサンプルやポートフォリオの提出ではなく、テストライティングやサンプル作成を無報酬でおこなわせる、または基準に満たない場合は報酬を支払わないなど、無報酬での作業を示唆する依頼
引用元:クラウドワークス|仕事依頼ガイドライン
・ご応募いただいた方には、別途サンプル記事作成のご連絡をいたします。※サンプル記事の報酬は払いません
・提案時に、合わせて「〇〇」をお題として文章200文字程度でお送りください。
引用元:ランサーズ|仕事依頼ガイドライン細則
また、契約・仮払いが完了する前に、テストライティングさせようとする案件は避けましょう。
さらに、中にはテストライティングの記事の修正を依頼してきたり、画像選定やWordPressへの入稿までさせようとする発注者もいるそうです……
作業量や相場の単価と照らし合わせ、割に合わないと感じたのであれば、それはやめた方が良い案件です。
初心者だからといって、安く買い叩かれないようにしましょう。
複数のテストライティングがある
1記事だけではなく、3記事などと複数のテストライティングを受けさせるクライアントも要注意です。
このようなクライアントは、複数記事を安く手に入れようとしている可能性が高いです。もちろん、本当にWebライターの実力を測るために複数依頼している場合もありますが、通常ならば1記事で十分見極められます。
このような案件に採用されたとしても、何回も修正させられたり、1案件に対して複数記事を書かされたりするかもしれません。
こちらがどれだけ頑張って書いても疲弊するだけなので、テストライティングを複数依頼してくるクライアントは避けましょう。
悪い評判が多すぎる
クライアントのプロフィールを見て、悪い評判があまりに多い場合はやめておいた方が良いでしょう。
クラウドソーシングサイトでは、取引完了後にワーカーからクライアントへ評価をするシステムがあります。
普通に仕事を依頼してやり取りできる人なら、よっぽどのことがない限り悪い評価はつきません。
そのクライアントと実際に仕事をしたワーカーのコメントも見ることができるので、それらを参考にして、一緒に仕事ができるかどうかを判断してください。
テストライティングの合格率を上げる方法
続いて、テストライティングで合格率を上げる方法を解説します。
「頑張っているけどなかなか合格しない……」と悩んでいる初心者Webライターは、ぜひ参考にしてください。
ブログを始める
Webライターは、ぜひブログを始めることをおすすめします。
ブログを書くことにより、文章力だけではなくWebマーケティングスキルも身につくからです。
ブログ記事ではターゲットやキーワード選定、記事構成、タイトルなど全て自分で考える必要があるため、書く過程でSEOの知識が身に付きます。
もちろん、SEOについて自ら勉強しながらブログ執筆することが前提です。
クラウドソーシングのライティング案件の大半はSEO記事の執筆です。自分のブログでSEOを意識した記事を書けたら、それが大きなアピールになります。
またそれが採用基準を満たしていたら、テストライティングを免除される可能性もあるかもしれません。
意外と簡単にブログは開設できてしまうので、ぜひ始めてみてください!
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ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、Webライティングの実績やスキルをまとめた作品集のことをいいます。
過去に執筆した記事や、自分でテーマを決めて書いた記事をまとめましょう。(納品済みの記事をポートフォリオに掲載する場合は、必ず事前にクライアントの許可を取るようにしてください。)
自分の書きやすいテーマで書けるので、より密度の高い記事になりやすく、実力をアピールできるかと思います。
こちらもブログと同様、記事のレベルが高ければテストライティングを免除される可能性もあります。
noteやはてなブログなど、会員登録するだけで無料で利用できるもので構いません。
自分に合ったサービスを利用し、どんどん記事を書いていきましょう!
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まとめ:テストライティングは誰でも合格できる
以上、クラウドソーシングのテストライティングについて解説しました。
Webライター初心者だと、最初はなかなか合格できずに挫折してしまうかもしれません。
しかし、しっかりとライティングの勉強や準備をすれば、テストライティングは誰でも合格できます。
ライティングスキルを高めるのはもちろん、相手の立場に立ち、「依頼者は何を求めているのか」を考えるようにすると、合格に一歩近づくでしょう。
ここまで読めば、テストライティング対策はばっちりです!
クラウドソーシングで、さっそくWebライターに挑戦してみましょう。
現役Webマーケターが選ぶオススメのWebマーケティングスクール4選
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